展覧会 江戸絵画 若冲イベント

「生誕300年記念 若冲展」が東京都美術館で開催

正徳6年(1716年)生まれの伊藤若冲 生誕300年を記念して、若冲展が東京都美術館で開催中です。初期から晩年までの代表作約80点を国内・海外から選りすぐり、東京で初めて「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅が一同に会する、大回顧展です。

展示室の1Fは、ワンフロアを使って、かつて相国寺の方丈で掛けられていたように、釈迦三尊像」を中心に、その左右に「動植綵絵」を15幅ずつ、当時の配列順序を推定した並びで配されます。

このほか、無数の升目を塗り分けて異国情緒あふれる動物たちの楽園を描く「鳥獣花木図屏風」や金屏風にサボテンと鶏の家族を描く「仙人掌群鶏図屏風」、相国寺の大典顕常と淀川を下った時の光景を大典の詩とともに表した拓版画「乗興舟」、11メートルにも及ぶ絹布に蔬菜や昆虫などを描いた巻物「菜虫譜」、老いてなお画業への情熱を失わない80代の大作「象と鯨図屏風」など、その人生を画業に捧げ、常に愉しく、ユーモア溢れ、生き物への愛情あふれる作品を描きつづけた若冲さんの傑作が大集結します。期間は5月24日まで。

◎展覧会情報
生誕300年記念 若冲展
期間:2016/4/22〜5/24
場所:東京都美術館
※会期中、展示作品の入れ替えあり
開館時間:9時30分〜17時30分(金曜日は20時まで)
休日:4/25、5/9
料金:一般 1,600円
特設WEBサイト:http://jakuchu2016.jp

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