京都国立博物館の「東福寺展」を観ました。
鎌倉時代に開かれた東福寺は、京都駅の南東にある禅宗寺院です。
東福寺の巨大な仏像や調度品、頂相などが紹介されています。
鎌倉時代は仏像の黄金期ですので、やはり鎌倉仏像が気になります。
特に、13世紀につくられた仁王立像の「吽形」像は、その筋骨隆々たる体躯や、ギリシャ彫刻を思わせる彫りの深くキリッとした面容に圧倒され、なかなかそこから離れらませんでした。
個人的には、運慶の仏像が好きなのですが、こういった鎌倉時代をとおして造られた仏像には、他の時代にはない、凄みがあります。
雄々しくて、美しくて。ただ、見惚れるばかりでした。
外は、青空が広がり、雲の動きが意思を持っているようで、見応えありました。
館内も館外も、ただただ澄んだ美しさにみちた空間でした。
◎東福寺展
京都国立博物館
期間;12/3まで