若冲イベント

若冲水墨画「鷹図」を水墨画家・小林東雲先生が模写パフォーマンス

今年3月、銀座・永井画廊で開催しました「若冲 銀座降臨展2」の展示会の際に、水墨画家・小林東雲先生に、景和コレクションの伊藤若冲「鷹図」を模写していただきました。

永井画廊内で事前申し込みいただいた閲覧者が見守るなか、東雲先生がライブパフォーマンスされた“鷹図模写”を通して、若冲水墨画の代名詞ともいえる“筋目描き”が、実際にはどのように組み立てられ、表現されているのかが大変良く分かる動画です。

若冲さんの筋目描きの実演は、描写の様子を記事で紹介する雑誌の企画は場合はありましたが、今回のように筋目描きのみにフューチャーするのではなく、1枚の水墨画作品が完成するまでの工程を最初から最後まで撮影・公開したのは大変貴重な機会です。

特に、この「鷹図」は、若冲さんの筋目描き作品のなかでも、例えば「鯉図」や「菊図」のように、同じ形状を繰り返して形成するのとは違い、鷹の羽の部位・種類によって形状を変えて描かれていますので、その再現の難易度は極めて高いです。

東雲先生は、若冲さんがこの作品をどのような手順で、どこから描き初め、筋目描きのひとつひとつをどのような手順で進めていったのか、また鷹の乗る枯木や下草の筆の動きについても一つ一つ丁寧に解説してくださっています

若冲さんの水墨画の魅力を知るうえで、「鷹図」の“完コピ動画”をぜひ、ご覧ください。

◆YouTube
“小林東雲 若冲に挑む” 若冲模写パフォーマンス
https://www.youtube.com/wtch?v=USdPgX4rXxk

関連記事

最近の記事

  1. 最後のひとつ

  2. 若冲水墨画「鷹図」を水墨画家・小林東雲先生が模…

  3. 「よみうりカルチャー」にて、7月より若冲と江戸…

  4. 釋永維さんの金属工芸は有機的で自然を感じます