「没後100年 富岡鉄斎」を観に、京都国立近代美術館へ。
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鉄砕展を見た後、同館開催中の「川勝コレクション 鐘溪窯 陶工・河井寬次郎」展を巡りました。
京都国立近代美術館は、河井寛次郎の長年にわたる支援者であった川勝聖一氏によるコレクション(川勝コレクション)を中核とする寛次郎のコレクションが充実しており、今回は、寛次郎作品の名品約250点が展示されています。
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なかでも、お気に入りは、二人の観音が肩を組み、観音の手に一羽のハトが止まっている「愛染鳥子」。
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おだやかな表情とたおやかな肢体が特徴の二人の観音と、観音の手のに乗り、観音を見上げる鳩の姿が可愛らしく、見惚れてしまいます。
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一方、後ろ姿を見ると、向かって左の観音が右の観音の肩に手をまわしているという、観音らしからぬポーズ。これには、つい笑ってしまいました。
表と裏の表情の落差に、寛次郎のユーモアが感じられます。
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このほか、寛次郎の魅力的な作品がたくさん展示されていますので、おすすめです。
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館の向かいには、京都市京セラ美術館と、平安神宮の大鳥居があり、4階から見ると、間近に迫っているような迫力があります。休憩用のソファーがありますので、ここで一休みしながら大鳥居を眺めるのも良いですね。
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◎「川勝コレクション 鐘溪窯 陶工・河井寬次郎」展
京都国立近代美術館
期間:2024年6月2日まで