日本画家・山岸千穂さんの個展「The Butterfly Effect」を拝見しました。
今回は、“チョウ”をテーマに、三十数点が展示されています。
書の道から画の世界に進んだ千穂さんの作品は、繊細でのびやかな線が特徴です。

これまでの作品は、濃墨を使った力強いインパクトのある線が印象的だったので、今回の展示では全作品が、薄墨と濃墨の中間色がベースになっている理由をお尋ねしたところ、空間の広がりを考慮してこの表現になったそうです。

竹雀図ならぬ“竹蝶図”や、尊像と脇侍の三尊像を思わせる“ハスと蝶図”など、楽しい組み合わせもありました。

新宿展の後は、日本橋高島屋でも開催です。
◎山岸千穂「The Butterfly Effect」展
会場:新宿高島屋 10階美術画廊
期間:6/16(月)
会場:日本橋高島屋
期間:2025年7/16(水)〜7/21(月)