展示ギャラリーが丸の内への移転で、アクセスが便利になった静嘉堂文庫。
2月4日(土)まで開催の「春春を祝う 七福うさぎがやってくる」展の内覧会に行ってきました。
見どころは、なんと言っても、父の岩崎彌之助(1851〜1908)とともに静嘉堂を設立した三菱財閥 四代目総帥・岩崎小彌太(1879〜1945)の還暦を祝って、妻の孝子夫人が京都の人形司・丸平大木人形店の五世大木平蔵に作らせたという61体の御所人形です。
卯年生まれの小彌太に因み、ウサギ形の冠をかぶった子供の人形が金朱色の鯛車を引たり、
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舳先が巨大な白いウサギになっている財宝満載の宝船も!
宝船に乗る布袋は、立派な体躯だった小弥太をイメージしてつくられ、輿に乗った弁財天は孝子夫人の容貌を写したものだそうです。
58点61体からなる御所人形が10メートルもの長い列をなし、行進する様子は圧巻です。
この一大群像には、大木平蔵が画家に描かせた原寸大の下絵があり、これも、なかなか迫力あります。
小彌太とその父・彌之助(三菱財閥二代総帥/1851~1908)が創設した静嘉堂らしい品々といえるでしょう。
このほか、卯年にちなんだ絵画や工芸品も展示され、ウサギ好きの私には、たまりません♡
新しい年を寿ぐ展覧会に足を運んでみてはいかがでしょう。
◎「初春を祝う 七福うさぎがやってくる」
会場:静嘉堂@丸の内(明治生命館1階)
期間:〜2月4日(土)まで