展覧会

「万博日本画繚乱」展では、かつての万博に出品した近代画家の作品を展示

京都・嵐山にある福田美術館と嵯峨嵐山文華館では、「万博日本画繚乱」展が開催中です。

万博が最初に開かれたのは、1851年のロンドン。
美術=国を代表する先進的な技術、とかんがえられていた近代では、日本も国が積極的に日本画家たちに出品を促していたそうです。

この展覧会は、万博という世界が注目する晴れの舞台に向けて意欲的に制作し出品した画家たちに注目した内容になっています。
1900年のパリ万博で日本人画家として唯一、優等金牌を受賞した大橋翠石をはじめ、横山大観、竹内栖鳳など、近代を代表する画家たちが果敢にチャレンジしたようですが、万博出品作の多くは、万博開催国で販売され、その所在は不明だそうです。

ちなみに、1867年のパリ万博では、浮世絵師・葛飾北斎の「北斎漫画」「北斎画譜」「北斎読本」が出品。

どの万博にどの画家が出品し、誰が受賞したのかをビジュアルで商会したポスターもあり、わかりやすかったです。

◎「万博日本画繚乱」
会場:(第一会場)福田美術館、(第二会場)嵯峨嵐山美術館
期間:2025年9月28日(日)まで

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