江戸絵画

芳澤勝弘先生の講演「「白隠禅師とバンクシー」を拝聴しました

「白隠さんの会(白隠禅師奉賛会)」主催の講演「白隠禅師とバンクシー」を拝聴しました。
場所は、東京・野沢にある、臨済宗 妙心寺派の禅宗寺院・龍雲寺。

講師は、“白隠禅師の翻訳者”こと芳澤勝弘先生(花園大学国際禅学研究所客員研究所員)。

白隠が描いた書画は多く残っていますが、そこに込められた思想、哲学、教化の意味などは重層的で、それを正しく理解するには、禅学の知識が欲しいところです……。

単純そうに見えて、実はとても複雑な白隠ワールドを読み解いて教えてくださるのは、たいへんありがたいです。

バンクシーには白隠さんの書画に似たものがありますが、そこで表現される世界は、やはり宗教家の白隠さんが一枚も二枚もうわてですね!

講演の後は、寺内で白隠さんの絵も鑑賞でき、その凄みのある表情に、見入ってしまいました。

龍雲寺では、紅葉もチラホラ。近日の寒気で一気に赤が深まりそうです。

◎大澤山 龍雲寺
東京都世田谷区野沢3-38-1

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