若冲さんが生まれ育ち、その生涯の大半を過ごした錦小路。
若冲さんの時代、このあたりには、青物や魚介などの問屋が多く並び、農家や小売業者が軒先に品を揃え、売り買いする人でごった返したそうです。
若冲さんの家業の青物問屋「桝源」も、ここで商売をしていました。
そんな、若冲さんのシンボルともいえる錦小路を歩くのは、とてもワクワクします。
いつもは観光客や買い物客で賑わうのですが、昨今の事情もあり、人通りが少なく、静かです。
若冲さんが初期作品ならびに七十代の作品の落款に記した「斗米庵」の号を用いた飲食店もあります。
錦通りにあるお店で、おいしいコーヒーをいただいて、ほっとひと息。