奈良国立博物館の「空海展」を観に、京都から奈良へ。
奈良博に行く前には、必ず興福寺の敷地内を通ります。
神々しい雰囲気があちこちに感じられます。
見どころの多い幸興福寺ですが、必ずよるのは、「南大門跡」。
現代に復元された南大門跡の基壇に登ると、爽やかな風がサーッと通り、良い気が流れているのを感じます。
この地が都として選ばれたのも、わかる気がします。
ここから正面の金堂(2018年に再建落慶)を眺めるのが、最高に気持ち良いです。
興福寺境内の北西に位置する北円堂は、興福寺の創建者・藤原不比等の一周忌にあたる養老5年(721)に元明・元正天皇が、長屋王に命じて建てさせたものだそうです。
堂内には、運慶率いる慶派の仏師たちによる弥勒如来坐像と、運慶の指導のもとに造像された無著・世親像が配されています。(無著像は運慶の六男とされる運助、世親像は運慶の五男とされる運賀が担当)。
毎年、春と秋の北円堂特別公開で拝むことができます。
◎法相宗大本山 興福寺
所在地:奈良市登大路町48番地