今年11月に開館30年を迎え、リニューアルオープンする三の丸尚蔵館では、開館記念として「皇室のみやび ー受け継ぐ美ー」展が11月3日より開催されます。
この報道発表会が東博で行われましたので(三の丸尚蔵館はまだ準備中)参加しました。
展示は、皇室に受け継がれてきた品々を4期にわたり6月23日まで展示。
三の丸尚蔵館には、一昨年に国宝指定された若冲さんの大作『動植綵絵』(30幅)がありますので、個人的には、これを全幅ドーンと公開! を期待していましたが、第1期(11/3~12/24)に、8幅を前期・後期に分けて4幅づつ出品するそうです。
第1期には、『動植綵絵』と同じタイミングで国宝指定された『蒙古襲来絵詞』(13世紀 鎌倉時代)や、小野道風の『屏風土代』(928年 平安時代)、『春日権現験記絵(1309年頃 鎌倉時代)も展示されますので、近年、国宝指定されたお仲間と一緒に観賞する楽しみはありそうです。
ちなみに、11月より、三の丸尚蔵館の管理・運営は、これまでの宮内庁から独立行政法人国立文化財機構へ移管され、名称は「皇居三の丸尚蔵館」に変わります。
入館料は一般1000円で事前予約制。大混乱は回避されそうですね。
帰りに通った上野公園に、ぽつんと1本の曼珠沙華が咲いていました。
そこだけ輝いているようで、風にゆれる姿が可愛いかったです。
◎「皇室のみやび ー受け継ぐ美ー」展
場所:皇居三の丸尚蔵館
期間:11/3~2024年6月23日
第1期 :三の丸尚蔵館の国宝(11/3~12/24)
第2期:近代皇室を彩る技と美(2024/1/4~3/3)
第3期:近世の御所を飾った品々(3/12~5/12)
第4期 :三の丸尚蔵館の名品(5/21~6/23