京都国立博物館で来年4月より開催の「雪舟伝説 ー「画聖」の誕生」展の記者発表会に行ってきました。
場所は都内の清澄庭園 大正記念館。
展覧会パンフには[※「雪舟展ではありません!!!」とあります。
雪舟展ではなく??
この展覧会は、単に雪舟の作品を展示するだけでなく、雪舟画が後世(主に近世)にどのように受容されたかを辿ることで、“”画聖”と仰がれた雪舟の評価がいかにして形成されたのかを検証する内容になっているそうです。
雪舟の作品は国宝指定されている6点すべてが展示されますので、雪舟展としての見応えもありますが、個人的には、若冲さんを含む江戸時代の画家たちが雪舟画をお手本に、どのように自身の作品に反映したのか、気になります。
若冲さんは、古い時代の絵画をたくさん模写したので、直接でなくとも、狩野派の絵や粉本などを通して影響を受けていた可能性はありそうですね。
初めて訪れた清澄庭園はとても美しく、鏡のように反射する湖面には秋の雲が写っていました。
池には亀がたくさんいて、岩の上で甲羅干ししている姿は、まるで応挙の絵を見ているようでした。
◎特別展 雪舟伝説 ー「画聖」の誕生
場所:京都国立博物館(平成知新館)
期間:2024年4月13日(日)~5月26日(日)