ニコライ・バーグマンによって設立された「ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイフラワー」が手掛けたフラワーアレンジメントを楽しむ茶会(主催:世界茶会)に参加しました。
時間は夕刻。
茶室に入ると、床の間に2つの大きな花束が掲げられていました。
丸い形状のフラワー群は、千本以上の草花が束ねられたもの。
一つ一つを見ればもちろんお花なのですが、その総体は、最初に拝見した時は神鏡のように、日暮れのなかでは仏画によく描かれる「日輪」「月輪」のように、そして帰り際の暗闇では仏像のように見え、時間の経過とともに、そこにさまざまな姿を見た感じがしました。
生花の一つ一つは、水を張ったミニサイズの試験管によって生かされているそうです。
つまり、千以上の生命の集まり。そのように考えますと、尊く、畏怖すべき対象でもあります。
花たちが神仏に見えた、とても貴重な体験をさせていただきました。