伊藤若冲 展覧会

動植綵絵と記念写真

皇居三の丸尚蔵館では、昨年11月から今年6月まで、7ヶ月以上にわたって「皇室のみやび」展を開催しています。

この展覧会では、若冲さんの「動植綵絵」30幅のうち12幅が4期に分けて4点づつ展示されました。
・第1期:「秋塘群雀図」「南天雄鶏図」「老松白鳳図」「菊花流水図」2023年11/3〜11/26
・第2期:「梅花群鶴図」「棕櫚雄鶏図」「貝甲図」「紅葉小禽図」2023年11/28〜12/24
・第3期:「老松孔雀図」「芙蓉双鶏図」「諸魚図」「蓮池遊魚図」2024年5/21〜6/23

この展覧会では、基本的に作品の撮影はOKなので(ただし、動画はNG)、動植綵絵と一緒に記念写真が撮れる絶好の機会です。

動植綵絵のほか、動植綵絵と同じタイミングで国宝指定された狩野永徳の「唐獅子図屏風」(16世紀 桃山時代)や、酒井抱一の「花鳥十二ヶ月図」(江戸時代 文政6年 19世紀)、春日権現験記絵(鎌倉時代 延慶2年 14世紀頃)なども展示。

動植綵絵のうち、今回展示の「老松孔雀図」「芙蓉双鶏図」「諸魚図」「蓮池遊魚図」を細部までじっくりと、まじまじと見ることができて、かなり幸せです。

「諸魚図」では、二匹のメダカが描かれていますね。これは、若冲さんらしい表現です。
「ここにも、命を描いているよ。気づいてね!」と言っているようです。

何度見ても、新たな発見があるので、若冲さんの作品は楽しいです。

◎「皇室のみやび 受け継ぐ美」
会場:皇居三の丸尚蔵館
期間:〜2024年6月23日

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