厳しく教えを説いた南天棒自身とは対照的な、可愛い馬が描かれています。
南天棒の画賛は、その豪傑ぶりや書のちから強さに反して、描く絵がとても愛らしく、キャラクターみたいなことも魅力の一つです。
人生万事塞翁が馬。
人生における幸・不幸は予測しがたいことです。不幸が幸せに転じることもあります。
安易に喜んだり悲しんだりせず、なすがまま、なされるがままに人生を歩んでいきましょう。
午年の年始に飾っても良いですね。
「人生万事塞翁」と賛を書き、「馬」の文字の代わりに前足を折ってしっぽを上に振る馬を描いています。
落款に「八十翁」とあり、80歳の大正7年(1918)の作品となります。
作家名 | 中原南天棒(鄧州全忠) |
作品名 | 馬図 |
時代 | 大正7年(1918年) |
落款 | 八十翁南天棒(花押) |
賛 | 人間万事塞翁 |
印章 | 「藤汝鈞印」(白文方印)、「若冲居士」(朱文円印) |
付属 | 合箱 |
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