日本伝統文化協会(JCbase)主催の江戸絵画講座にて“禅画の魅力”についての講演を行いました。

禅が中国よりもたらされ、日本に浸透して以来、数多の禅画が日本に持ち込まれ、また日本の禅僧や画家によって描かれました。

「禅画」に描かれる対象やテーマは様々です。

中国禅宗の初祖・達磨をはじめとする祖師たちを描いた「祖師像」や、悟りを得た瞬間を描いた「禅機図」、さらに禅の教えに登場する風狂の徒や動物など。

その画題を、歴代の禅僧や画家たちが独自に消化し、ビジュアル化した禅画は、時代性や作者の個性が発露する、魅惑に満ちた絵画です。

臨済宗中興の祖といわれた白隠慧鶴や、“博多の仙厓さん”と呼ばれ親しまれた仙厓義梵など、江戸時代の禅僧を中心に、伊藤若冲、長沢蘆雪などの江戸時代の画家が描いた禅画も含め、その魅了についてお話させていただきました。

講演に参加していただいた方には、主催の日本伝統文化協会(JCbase)より、おはぎ専門店「タケノとおはぎ」の素敵な和菓子をご用意していただきました。

マンゴーピューレとドライマンゴーを使った「マリーゴールド マンゴー」。

国産ブルベリーを使用した「紫陽花」。

講演テーマ:「ゆるくて、かわいい禅画の魅力」
2019年6月25日
主催:日本伝統文化協会(JCbase)
場所:汐留シティセンター 富士通本社