私も参加させていただきました「若冲画賛研究会」で読み解いた内容が書籍になりました。

若冲さんの作品には禅僧が着賛したものは意外と多く、特に40代の作品によく見られます。

本書に掲載の若冲画賛作品は計53本。芳澤勝弘先生(花園大学国際禅学研究所顧問)による画賛の解読、門脇むつみ先生(大坂大学大学院教授)を中心とする12名による作品の考察が載っています。

私も、「梅図」(MIHO MUSEUM蔵)、「大根図」(景和コレクション)、「豆名月図」(個人蔵)の考察と、2本のコラム(「若冲の下図について」「若冲の画紙について」)を執筆しました。

絵画と賛のコラボ世界を知ることで、若冲作品の世界観が広がる一冊です。

◎若冲画賛 ー賛を読んで知る若冲画の秘密ー
発行:朝日新聞出版
頁数:312頁
定価:4500円(税込)
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=24701