審々四十八難関
一水透来又一山
寄語江湖懐禅客
無心莫愛白雲閑
無門関開講口
宗演草

 

作家名 釈宗演
作品名 七語詩
時代 明治〜大正時代
絹本墨書
本紙寸法 137.2 ✕ 51.5 cm
総丈 190.0 ✕ 55.0 cm
印章 「松老樵問」「洪嶽演印」
付属 合わせ箱
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◎釈宗演(しゃく・そうえん)
安政6年(1859)〜大正8年(1919)。
明治・大正時代の臨済(宗の僧。幼名は常次郎、初名は祖光、字は洪嶽、号は楞伽窟(、小厮児、不可往子など。越前国(福井県大飯郡高浜町)に生まれる。明治3年、妙心寺天授院の越渓守謙について得度。明治11年、鎌倉円覚寺の今北洪川に参じ、のちに嗣法。明治25年、円覚寺の住職、同派管長となり、翌年渡米し、シカゴでの万国宗教大会に出席する。明治36年より建長寺派管長をも兼ねる。明治38年には両派の管長を辞し、東慶寺住職となる。同年、再度渡米して禅を宣揚。このとき通訳や翻訳にあたったのが参学の弟子・鈴木大拙である。翌年ヨーロッパ、インドなどを歴遊。晩年は朝鮮、満州(中国東北部)、台湾を巡錫した。大正3年に臨済宗大学(現・花園大学)学長となり、大正5年には円覚寺派管長に再任。